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【弁護士河野の日常】ワーキングプア問題に日弁連が取り組み 更新日:2008.03.21(金)

 ワーキングプア問題が深刻だ。「非正規雇用」労働者だけでなく、「正規」雇用労働者も、残業代の未払い、有給休暇なし、賃下げの横行などによって、ワーキングプア状態に置かれている。それにもかかわらず、さらに労働分野における規制緩和論が声高に主張されている。
 このような問題に対して、弁護士からは、労働者側で活動する「労働弁護団」などの任意団体が意見を表明する程度であったが、日弁連は、労使それぞれの立場の弁護士による強制加入団体であるという性格から、積極的に改善の意見を表明することはなかった。
 しかし、最近の貧困問題の深刻化を背景に、日弁連でも、雇用問題について意見をまとめ、立法や労働行政に影響を及ぼすべきではないかという考え方が強くなった。そこで、毎年日弁連が開催している人権擁護大会において、この問題を取り上げることになった。人権大会では、シンポジウムを開催して問題点を徹底的に検討し、決議案を採択する。この決議を国会や厚生労働省などに届けていこうというのである。
 今回のシンポジウムのテーマは「労働と貧困」、10月2日に富山市で開催される。私もこのシンポジウムの実行委員会の委員として加わることになった。貧困と格差を解消し、人間らしい尊厳に満ちた労働を実現するために、全国から集まった委員が毎月1回の実行委員会や海外調査、合宿なども行って議論していくことになる。秋に出される成果が楽しみだ。
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弁護士法人 おおいた市民総合法律事務所