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【弁護士河野の日常】日田で唯一のソムリエの店に行く 更新日:2009.04.15(水)

◇ 日田事務所を開いて間もなく2年になる。現時点では弁護士非常駐事務所で、私は月に6回程度行っている。1年が過ぎた時に、日田をもっと知り、日田を愛するために、月に1回は宿泊することに決めた。毎月第2火曜日に公証人主催の勉強会があるので、それに参加して泊まり、日田のさまざまな店を探訪しようと考えたのだ。
◇ おかげで、海の幸の豊富な「花紋」や、気安いカクテルバー「リスペクト」など、一応行き付けと言える店も出来た。今回は、リスペクトの経営者の紹介で、日田唯一のソムリエが経営するという「BISTRO 菜の卓」に行った。カウンターを中心としたアットホームな雰囲気で、入り口近くのセラーから自由にワインを選ぶという趣向だった。セラーの中にはお客さんからの預かりワインが何本かあり、常連客が多いことを伺わせた。預かりワインの中に、私のお気に入りのシャトーモンペラもあり、うれしかった。
◇ 昨夜は事務所の弁護士や日田事務所の職員と4人で行ったが、2本のワインを空けてしまった。日田はまだまだ奥が深そうだ。
 
【活動報告】クレサラ対協が弁護士・司法書士の過払金請求の広告氾濫に関して決議 更新日:2009.04.13(月)

◇ 11日から12日にかけて、クレサラ対協(全国クレジット・サラ金問題対策協議会)の拡大幹事会と被連協(全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会)の例会が開かれた。100人以上が参加し、クレサラ関係の様々な団体の定例会も併せて開かれた。大分の近くで開かれたこともあり、当事務所が全面的に準備を担当し、受付や書籍販売なども行った。
◇ 11日の司会は河野が担当したが、4本もの決議案が提案され、さまざまな意見が出たため、神経を使った。特に、最近テレビや電車などに氾濫している弁護士や司法書士の過払金返還請求の広告の問題について、クレサラ対協がどのような決議をするかについては、1時間近く議論がなされた。結局問題なのは、そのような広告をしている弁護士・司法書士の事件処理のあり方や高額な報酬なのだから、適切な事件処理をさせるように弁護士会や司法書士会で有効な基準を策定し、調査する体制を整えることが重要なのではないかということでまとまり、その方向で決議が出されることに決まった。
◇ 準備や司会で神経を使ったので、その後の懇親会では、僅かなワインで酔っぱらってしまい、12時前にホテルに帰ったのに、そのままバタンキューしてしまった。
◇ 翌朝は事務所の職員から何度も部屋に電話がかかり、ようやく起きることが出来、被連協の会議に間に合った。ここでは、クレサラ被害者の会における相談のあり方について活発な議論が交わされた。
◇ 福岡からとんぼ返りし、そのまま県労連等が準備した「派遣切り等なんでも相談会」の法律相談に参加した。 
 
【弁護士河野の日常】クレサラ被害者の会でお花見 更新日:2009.04.05(日)

◇ 4月4日(土)の夕方から、大分クレジット・サラ金被害者の会「まなびの会」の人たちと一緒にお花見をした。クレサラ被害者の会は、多重債務で苦しんだ人たちが、自ら多重債務の相談に乗り、一緒に問題を解決していく活動をしている。「まなびの会」は、既に17年目に入る。相互の励まし合いの活動もしており、「お花見」ももう17回目ということになる。
◇ 私は、会の「監事」として会の活動を支援しているが、長く活動を維持することは大変なことと思う。全国には80以上の被害者の会があるのだが、相談活動を地道に継続している会は決して多くない。
◇ 昨日はあいにくの雨だったため、予定していた公園ではなく、桜の木が前にある会議室で行なった。被害者が作って来た手作りの梅酒や「豚汁」を楽しんだ。そして、隣に座った被害者の方の人生をお聞きした。
◇ 「過払い金」が一段落付けば、多重債務解決の中心は個人再生手続きとなっていくだろうが、そうなれば、ますます被害者の会による精神的支援や生活再建のための勉強会などが重要な意味を持つようになるだろう。今後も地道に活動を続けていってほしい。
 
【活動報告】佐賀で生活保護支援九州ネットの研修会に参加 更新日:2009.03.30(月)

◇ 生活保護支援九州ネットワークの研修会が佐賀で開かれ、参加して来た。九州ネットでは、九州全県で研修会を開き、生活保護支援に携わる専門家の養成に努めて来たが、これで九州全県を一巡したことになる。今回は特に派遣切り、雇い止めに関連する各種制度についても体系的に学んだ。知識は整理されたので、今後の派遣切り・雇い止め相談会などの実践に活かしていきたい。
◇ 私は佐賀の夜の町が大好きだ。こぢんまりとした繁華街だが、それぞれの店は結構洗練されている。パブ「ヒサズミ」の定番の担々麺、カクテルバー「YAMAZAKI」の日本一美しいレインボーなどを堪能した。
 
【活動報告】労働者派遣法の抜本的改正を求めるシンポジウムに参加 更新日:2009.03.26(木)

◇ 3月26日午後6時から日本教育会館で行われた、日弁連主催の「派遣法抜本改正を求める緊急シンポジウム」に参加した。3月末に製造業に労働者派遣が認められてから3年が経過し、法定の3年間の派遣期間が終了するため、大量の派遣切りが行われることになるのだが、それを前に、登録派遣の禁止、日雇い派遣の禁止、製造業における派遣の禁止などを含む法改正を求めてシンポジウムを行ったのである。全国で裁判をたたかっている8人の派遣労働者が自らの置かれている状況を報告したが、実際には長期間にわたり常用労働者と変わらない仕事をしているのに、簡単に派遣切りにあうということの問題性が繰り返しうったえられた。専門家からは、労働者派遣法で全ての労働が値崩れしていること、派遣労働の解禁によって企業のモラルが完全に崩壊してしまったことなどが指摘された。
◇ 私も大分キヤノンの派遣業から解雇された女性の代理人として労働審判を行い、25日に、社宅の明け渡しの猶予と解決金を得る調停を成立させたが、全国では、派遣切りや雇い止めで苦しんでいる人たちが多数困難な裁判をしていることを知り、大分の地で、もっとこの問題に取り組んでいかなければならないと決意を新たにした。
◇ シンポ終了後、懇親会にも参加せず深夜便で北九州空港に飛んで宿泊、早朝から電車で日田事務所に移動して執務。ハードスケジュールだが、参加して良かったと思えたシンポジウムだった。
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弁護士法人 おおいた市民総合法律事務所